ぼっちのお正月

日記・雑感

 年末は大掃除をしたくなる。台所や洗面所、クローゼット。全部出して、ほこりをふき取って、残しておきたいものだけを元に戻す。今必要のないものをゴミ袋に入れるときのすっきり感。大好き。

 そして、新年。今年は一人ぼっちのお正月だった。

 娘は東京で子育て中。子どもを連れて帰るのにはこの人ごみの中は大変で、私が年末に会いに行った。息子は最初1日から3日まで我が家に帰ってくるって言ってたのに、急に誘われて、なのか、お嫁ちゃんの実家へ行くとの連絡。お義父様にゴルフに連れて行ってもらうのだそうな。かわいがってもらえてよかったな。お嫁ちゃんも仕事を休めることになったらしい。

 何のために生きているのか。

 この時期、人生の棚卸をしたくなる。大掃除のついでに、人生もブラッシュアップ。何のために生きているのか。もう、嫌なことはしたくないのだ。働くことも何もかも、ぜーんぶ捨ててしまいたくなる。そう思うと、なんか、生きているのさえ放り出したくなる。

 でもね…、だらだらしていても生きていられる。

 1月2日は実家に行く日

 結婚してからずっと、2日は私の実家に行く日と決まっていた。そして、春日大社、二月堂とめぐって奈良公園を堪能して帰ってくる日。寒い中、子どもたちと奈良をめぐる日。今年もそう思っていた。息子と一緒に奈良に行こうって約束していたから…。

 そしたら、別の場所に住む息子が当日になって、14時に奈良に向かうと連絡してきた。奈良に着くのではない。奈良に向かうのが14時だと?奈良公園に行けないじゃん。奈良の父母だって待っているだろうに。私だけでも12時に奈良に着く。そしたらなんと、母がいない。何?買い物に行っただと?延々待ち続けて母が帰ってきたのは13時30分。往復4キロメートル歩いて、野菜を買ってきたそうな。なんで、当日に買い物に行くの。「昨日は雨が降りそうだったから…。」ずっと前から1月2日にそちらへ行くって言ってたよね。また、当日行く必要があるのだったら私が車で帰ってきてから、一緒に買いに行ったらいいじゃない。案の定、「疲れた」と言って…そりゃそうだろう。疲れるわな。座り込んだ母を見て、「じゃ、奈良公園に行ってくる」なんて言えやしない。そこから私が野菜を洗う。こんなはずじゃなかった。もし、そうして欲しかったのなら、あらかじめ言ってくれていたら私が朝から段取りをするよ。私は毎年のルーティンをしたかったのに。そうこうしていたら15時に着く、と言っていた息子も来ずに16時。薄暗くなってきたのだけれど。台所の油汚れを歯ブラシでごしごしこする。16時30分。息子が到着。父がベッドから起き上がってすき焼きをつくる。食べる。ちょっと薄味。いつもは父にお任せしていたすき焼きづくりに、だし醤油や砂糖を足す私。なんか寂しい。

 おなかがいっぱいになった。ありがとう。じゃあ、もうさよならするね。また会おう。

 18時30分。息子は息子の家に。私は私の家に向かう。父、母、私、息子ですき焼き食べる2時間のための一日となった。

 1月3日は息子夫婦の我が家訪問

 息子が15時にお嫁ちゃんを連れて来るんだって。すると、何を食べさせてあげよう。考え始める。友達にも聞いてみる。「年末、バンバンジーを作ってあげたら喜ばれたよ。」ってヒントをもらった。そういえば、鶏肉があったな。じゃあ、バンバンジーを作ろう。じゃあ、他も中華でかためてみるか。シュウマイも作ったらおいしいよね。中華スープも作って、春雨サラダもいいかな。メモを書き出して、近くのスーパーへ。買い物をして帰ってきて、もう一度確認。

「夕食を食べていく?」

「いや、お茶だけ。」

 なあーんだ。夕食はいらんのかいな。バンバンジーだけ作って、持って帰れるようにしておこうか?庭にあるセロリをチョキンと切って、さっと湯がく。キュウリも細切りにして。そして、バンバンジーのたれ。作り方はホントにいっぱいある。たれは「便利で酢大さじ2、すりごま大さじ2、ごま油と味噌を小さじ1、豆板醤もプリリ」と入れる。私なりに創味のつゆを足したりして、鶏肉を湯がく。その間に、なんか、話題のネタにと息子が小さい頃のアルバムを3階の納戸から持って降りる。

「東京のお土産です。」「このあと、初詣に行く予定。」

 私に会いに来るついでに初詣…、いやいや初詣のついでに私の家に来たのかな。我が家の滞在時間は1時間ちょい。それでも私の1月3日はこうして終わっていく。息子とお嫁ちゃんが来てくれた。初詣のついでに…。私にとってはこの1時間のための1日だった。こんなことをしていても生きていける。

 いや、こんなことで時間を埋めていくのが人生の幸せなのかもしれない。

 私のしたいことって何?

 

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