雑談力

素敵な本から

私は大の雑談苦手人間。意味のない話は苦手。言葉が続かない。
いったい何を話していいのやら。頭の中は漫画でいうと……状態。
でもそれならば、相手との仲も深まらないし、孤立しちゃう…。

 雑談力ってコミュニケーション能力なんだと思う。なんとかコミュニケーション能力を身に着けたいよ!

 齋藤孝さんの『雑談力が上がる話し方』(2010年第1刷、2013年第19刷。ダイヤモンド社)、すごく参考になった。
 まず、雑談というのはトークではないということ。「中身がない話」であることに意味があるんだって。目から鱗です。
 雑談からわかるのは、その人の柔軟性、社会性。今までの人間関係。
 私も手に入れたい、どの人ともうまくやっていける場を和ませるニュートラルな空気感。
 自分で醸し出すことのできる明るい空気感。
 相手を選ぶことなく、誰とでも話ができることができたら素敵だな。
 雑談は相手に対する興味関心の表現です。雑談によって距離が縮まり人間関係ができるなら、そこから得られるものは温かい繋がり。雑談…なんて素敵なんだろう。
 また、「雑談は人のためならず」なんて言葉もあった。自分の興味のあること、頑張っていることを雑談で披露すると、さらに興味を深めたり、頑張ってみたくなるとのこと。なるほどね。
 さらには、雑談は日ごろのちょっとしたデトックスになるとのこと。頭の中にたまったストレスを吐き出すこともできる。また、受け身で情報を仕入れるだけでなく、吐き出すことで積極的な姿勢も手に入る。そうだとすると、相手を積極的にかかわらせようとしたら、相手に話させること。
 雑談力は自分が強く生きぬく力を手に入れるツールとなるとともに、周りの人々との関係を作り、周りの人を生かす力にもなる。

雑談のルール

  • 雑談は中身がないことに意味がある。人間関係を気詰まりなくスムーズに動かすために不可欠なコミュニケーションツールであるということ。雑談をする空間に空気を作るという役目。
  • 雑談はあいさつプラスα(もうひとネタ)ということ。
  • 雑談は引き延ばすことに意義がある。なんの結論も否定も勝ち負けも必要なし。

雑談の基本テクニック

1,目に見えるものをとりあえずほめる。(玄関に入ったらまず玄関)
2,とにかく肯定から入る。まず、同意する。
3,自分より相手に話の主導権を握らせる。そのためには「質問」をしてみよう。あくまでパス回しを意識する。
4,連想してずらす。話題を水平方向に広がらせる。
5,一問二答が望ましい。相手にボールを返そう。
6,小ネタをストックしておこう。…年代別キーワード・人物別偏愛マップ・旬のネタ・日々の疑問
7,自分のコミュニケーションツールを持つ。例えばフリスクのような…。
8,拝借したネタを伝言、使いまわし
9,1ネタ知って10ネタに広げる。アンテナを持とう。

 今後、ぼーっと暮らすのではなく、積極的に情報を取り入れていこうとする姿勢が大切なことなのだと思った。これが積極的に生きていくことなのだと思う。
 雑談から得られるものは他者との温かなつながり。自分の関心ごとの強化。日々のデトックスと希望。
 雑談が苦手な私だけど、雑談のルールとテクニックを手に入れて、人々と温かい関係を創って生きていきたい。

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